目次
スケジュール
全体的なスケジュール感は~計画編~でお伝えしたとおり、法律系科目から経済・経営科目の流れで仕上げていきます。
専門科目は教養科目の1.5倍の配点です。配点の重要性から勉強時間の大半は専門科目に費やします。
猫田は試験本番で 教養科目 22/40
専門科目 30/40
教養科目だめだめで専門科目の1.5倍の配点で救われました。
私は文系(経済)だったので、馴染みのない法律科目を仕上げてから経済科目に取り掛かりました。
逆に法律系になじみがあり経済学が公務員試験で初見という方は、法律系科目の問題レベルを確認し解けそうと判断したら、経済学を最初にやった方が良いと思います。
公務員試験の王道勉強法は、過去問演習からのインプットです!
ちゃんとしたインプット用参考書をやった方がいいのでは、と思う方がいると思います。
はっきり言いますが、必要ないです。
過去問演習を通してインプットしていくのが一番効率が良いです。
過去問演習からのインプットを選ぶ理由
- 公務員試験は過去問から出題されることが多々ある
- 専門科目を真面目に勉強しても、1科目5問ほどしかでない
- 学者を目指す試験ではないため、求められるのは突貫工事の知識レベル
- スー過去、QMは1冊で軽いインプット後過去問演習という王道勉強法の構成になっている
コスパを意識する
コスパとは対策にかけた時間と安定して得点をとれるかの2点で判断します。
対策にたくさんの時間をかけたのに点数が全く取れないのはコスパ最悪と言えますよね・・・。(まさしく私の民法状態)
短期間に集中して合格を目指す方は
- 科目全体としてのコスパ
- 科目内の論点ごとのコスパ
を強く意識いましょう。
科目全体としてのコスパとは要は得意科目、不得意科目のことです。
コスパの感覚は個人差あるので、自分で見極める必要があります。
科目のコスパは私の感覚でつけたので、あくまで参考にしてください。
ちなみに私は暗記は得意ですが、法律系の理解は全然ダメです。笑 計算は得意な方です。
また、科目内の論点の重要性を強く意識してください。
スー過去でもQMでも参考書の章ごとに重要性ランクが書いてありますので、AとB論点のみやりましょう!C論点は無視でOKです。
A・B論点に絞るという意味で私はスー過去の重要性を論点ごとにまとめて、表紙の次のページに貼っていました。
使い方:C論点は飛ばして、1回目・2回目・3回目とやった日付を記入します。
進捗を可視化する意味でもおすすめです。
【重要】全科目共通の勉強法
- 重要性A・B論点のみでOK(C論点は総合職狙いでなければ無視)
- 暗記は間違い肢に赤ペンで書き込み
- 参考書は3回転する
- 科目ごとのコスパを意識
②の補足です。
こんな感じで間違い肢を正しく訂正してください。ガンガン書き込んでください。
それだと2回目やる時にまっさらな状態で解けないのでは?と思われるかと思います。
それでいいんです!!公務員試験のひっかけポイントは毎回同じです。
ひっかけポイントを強く意識するためにも間違い肢への書き込みがおすすめです。
憲法
- コスパ:〇、得点安定が見込める
- 使用参考書:スー過去
- 対策:判例の結論を暗記。
まずは、法律系の中でも簡単な憲法から始めます。
判例の結論暗記、合憲か違憲かの結論を意識して暗記。
なぜ合憲なのかといった判決の趣旨は無視しましょう。そこの内容をひっかけてくるのは総合職の問題レベルです。
行政法
- コスパ:△、時間はかかりましたが最終的に得点安定しました
- 使用参考書:QM
- 対策:細かい暗記が求められる
最初スー過去を使っていたのですが、全く頭に入りませんでした。全然できなくて絶望の日を数日過ごしました。
意を決しQMに買い替えたところ、暗記が進みました。
参考書との相性があるので、スー過去かQMかは自分の好みで選んでください。
定着まで時間がかかりましたが、最終的には安定して得点できるようになりました。
民法【ダメな勉強法】
- コスパ:×、最後まで得点できませんでした
- 使用参考書:伊藤真の「民法入門」後、スー過去
- 対策:とりあえずスー過去の問題を暗記しましたが、本番では全く太刀打ちできませんでした。そもそもスー過去の内容が理解できなかったという問題点があります。
- 戦略:法律科目が苦手な人は民法対策はそこそこにして、他の科目の精度を上げる戦略もあり!
伊藤真の「民法入門」を導入本として読んだ後に、スー過去民法に取り組みました。
私は最後の最後まで民法は全くできませんでした・・・。
模試で真面目に解いて10問中0点だったことがあります。
本番では10問中5問の正解でした。
私から言えることは、仮に民法ができなくても受かるってことです!
その代わり得意な経済・経営・財政でがんばりました。
ミクロ経済学
- コスパ:〇、計算問題は安定して得点できるようになります
- 使用参考書:「公務員試験最初でつまづかない経済学ミクロ編」の後にスー過去
- 対策:計算の形を覚える。理論も簡単なものは理解する。
導入本「公務員試験最初でつまづかない経済学ミクロ編」を読んだ後に、スー過去を解きました。とりあえず手を動かして問題を解きます。計算問題は得点できるようにしましょう。
マクロ経済学
- コスパ:〇、安定して得点できるようになります
- 使用参考書:「公務員試験最初でつまづかない経済学マクロ編」を読んだ後に、スー過去
- 対策:計算の公式を覚える。理論も簡単なものは理解する。
導入本「公務員試験最初でつまづかない経済学マクロ編」を読んだ後に、スー過去を解きました。こちらもとりあえず手を動かして問題を解きます。公式を暗記して数字を当てはめる作業です。計算問題は得点できるようにしましょう。
マクロ経済学と財政学は関連している部分があるので、マクロ後に財政学という流れがおすすめです。
財政学【コスパ最強】
- コスパ:◎、マクロ経済・時事対策との相乗効果短期間で得点源になります。暗記が得意な人には強い味方になります。
- 使用参考書:スー過去、速攻の時事
- 対策:ひたすら暗記!細かい数字(率や金額や順位)まで覚えることがコツです。
時間がなく経営学と同時に2週間ほどで詰め込みました。短期間でも得点源になるコスパ最強科目です!「速攻の時事」で時事対策は必須です。時事は知っているか知らないか勝負なので、ポイントを押さえて暗記しましょう。
経営学【コスパ最強】
- コスパ:◎、短期間で得点源になります。暗記得意の人には強い味方です。
- 使用参考書:スー過去
- 対策:ざっくり暗記。ひっかけてくる所が決まっているので、演習を繰り返してひっかけポイントを知る。
時間がなく財政学と同時に2週間ほどで詰め込みました。短期間でも得点源になる、コスパ最強科目です!突貫工事の暗記でも毎回5問中、4-5問の正答率を狙えます。
会計学(記述)
記述対策でのみスー過去使用。スー過去の最後の方に記述式の問題と模範解答が載っています。2週間前から1日1時間、ひたすらそのページを声に出して音読していました。
公務員試験受験前に私は簿記1級に合格していたため、マーク式の会計学の対策は一切しませんでした。
参考になる情報がなくてすみません。
まとめ
- 科目ごとのコスパを知る(個人差あり)
- 重要性A・B論点のみでOK
- いきなり過去問演習を通してインプットする