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猫田は令和元年度の国税専門官試験と県庁の採用試験に合格しています。
執筆時点で2年前の話になりますが、大まかな流れや試験内容は変わらず参考になると思います!
前提:予備知識&環境の確認
仕事内容に憧れ、私は国税専門官になりたくて国税の試験対策をメインでやっていました。
まずは現状分析から始めましょう。
何学部所属か、1日何時間勉強できる環境か、周りには公務員志望の人はいるか、等。
短期決戦を挑む場合、時間をかけるところとかけないところの見極めが重要です。
私の場合は、、、、
- 私は不真面目な経済学部生だったため経済学の参考書を読んでもうっすら聞いたことあるかなぁレベル・・・でした。法律系科目 特に民法にいたっては初学のためかなり苦労しました。
- 公務員試験前に日商簿記1級を取得していました。そのため会計学についてはほぼ何もしていません(会計学の記述のみ対策)。ここが他の受験生比べると大きなアドバンテージとなっていました。
- 公務員試験対策前は、簿記1級が欲しくて毎日7-8時間簿記ばかり勉強していたので1日中勉強することに対して抵抗はありませんでした。
- 短期間での勝負になるためバイトは辞めて、大学図書館に通い続けて勉強をしました。お金に余裕が無い中で実践した独学勉強法です。
- 友達が同じく公務員志望でした。その子は学内の公務員講座に通っていたので、面接対策の情報などいろいろ聞いていました。同じ目標の人がいると本当に心強い!
配点を知る
配点と合格ラインを知りましょう。
公務員試験は筆記で満点を目指す試験ではありません。
筆記でトータルで6-7割を目指しましょう!
私は試験本番で68%くらいだったと記憶しています。
以下は令和3年度の国税専門官採用試験 受験案内から抜粋しました。
第一次試験
基礎能力試験(マーク式)40題 配点 約22%
専門試験(マーク式) 40題 配点 約33%
専門試験(記述式) 1題 配点 約22%
第二次試験 人物試験 配点 約22%
ポイント
- 同じ40題で専門試験が基礎能力試験の1.5倍
- 専門試験(マークと記述)だけで全体の半分以上
- 人物評価いわゆる面接が全体の2割
配点を見るだけで専門試験に時間をかけるべきことが分かります。
筆記の後には面接があります。面接の配点が高いところも重要なポイントです。
ゴールは筆記で点数を取ることではなく、内々定であることを強く意識していきましょう!
とは言っても、面接は水物。筆記で点数を取って面接でよっぽどの下手をしなければ受かる状態を目指すのが精神的にも良いと思います。
そもそも学生の面接は似たり寄ったりの評価になるのではないでしょうか。
しかし、蓋を開けてみると私の面接A評価でした。そのお話は面接対策編で詳しくします。
スケジュールの把握
まずは、試験日までの残り日数を把握しましょう。
公務員試験は種類ごとに毎年おおよそ同じ日程に行われるので受験案内が公表されていなくても予測は可能です。(現在はコロナウイルスの影響で読めない部分がありますが・・・)
私は公務員試受験を決意したのが平成31年2月頭、国税専門官試験が令和元年の6月9日に行われたので4か月弱で筆記対策をしなければならない状況でした。
実際に私が行った試験計画は次の表のとおりです。
参考書欄の スー過去はスーパー過去問ゼミ、QMはクイックマスターです。
細かい科目ごとの対策は別の記事で紹介します。
ここでは大まかな全体の流れをつかんでください。
教養科目対策のスケジュール
数的処理は一長一短でどうにかなるものではないので、毎日少しずつします。
私は最後の最後まで苦手な科目でした。
専門科目対策のスケジュール
専門科目は基本暗記で乗り切れます。経済学も公式を暗記して解きます。
苦手意識のある法律系科目を仕上げてから、経済経営科目の勉強をしました。振り返るとこの作戦は概ね成功でした!
一方、私の失敗談ですが、民法に関しては試験結果はボロボロでした。専門科目の中で唯一丸暗記ではどうにもならない科目だと思います。民法で点数を狙うならもう少し早めの対策が必要です。
総合演習のスケジュール
公務員試験模試は絶対に受けてください。
大学生の方なら大学内で4月頃から徐々に模試が開催されると思います。大学の公務員講座を受けていなくても別料金を払うことで受けられます。
ピーク時だと2週間に1回のペースでの受験をしていました。
全く解けないと模試を受けるのも嫌になると思います。その気持ちよーくわかります。
1回あたり5,000円から6,000円と学生には高額な出費だと思います。
大事なことなので2回言います。
嫌々でも、絶対に模試は受けてください!!
ここだけはケチってはだめなところです。
本番の雰囲気と時間内に解く感覚は模試でしか味わえません。
模試から逃げたら合格から遠ざかると言っても過言ではありません。
嫌々ながらも受けましょう。
そして、模試後はご褒美のプリンでも買って受けたことを褒めましょう。
まとめ
- 自分の予備知識と勉強環境を確かめる
- 配点を知る
- 大まかなスケジュールを把握する
細かい試験範囲は試験案内が出たらチェックしてくださいね。