公務員試験勉強法

公務員、退職までの流れ【8ステップ】

目次

この記事では、元公務員の私が職場に退職の意を伝えて辞めるまでの流れをお伝えします。

公務員の方で退職を考えている方は参考にしてください。

最初に上司に言ってしまえば、流れるようにことは進みます。

退職までの流れ【8ステップ】

退職までの流れは大きく分けるとこの8ステップです。

  1. 直属の上司に退職の意を伝える
  2. 数日後に改めて直属の上司から意思確認を求められる
  3. 上司の上司から呼び出される
  4. 退職2ヶ月前に「退職願」を上司に提出
  5. 改めて上司の上司に呼び出される
  6. 同じ部門のメンバーへ退職することが伝わる
  7. 総務へ退職関係の書類提出
  8. 退職日当日、辞令交付

【ステップ1】 直属の上司に退職の意を伝える

決意が固まっているなら相談ではなく「〇月〇日に退職します」と伝えましょう。相談か報告かで上司のその後の対応が変わります。

今の職場に不満があり改善を求めるなら「相談」

退職の手続きを進めてもらいたいだけなら「報告」です。

【ステップ2 】数日後に改めて直属の上司から意思確認を求められる

「これから〇〇さん(上司の上司)に言うけど、本当にいいんだな?」と確認が入りました。

【ステップ3 】上司の上司から呼び出される

上司と共に、上司の上司の個室に入り退職の意を伝えました。

私の口から改めて退職を希望する理由を伝えました。

普段なかなか喋らないような偉い方なので少し緊張しましたが、なぜ辞めたいのか自分の考えを伝えました。

【ステップ4】退職2ヶ月前に「退職願」を上司に提出

「退職願」は職場の様式があったので使いました。

周りに見つからないようにこっそり書くのは意外と難しかったです。笑

【ステップ5】 改めて上司の上司に呼び出される

「退職願を受け取りました」といった内容。

具体的な、退職日や有休消化の計画などはこの場で話し合いました。

【ステップ6 】同じ部門のメンバーへ退職することが伝わる

ミィーティングの際に上司から他のメンバーへ退職することが伝えられました。

それまでは先走って言わないように上司から釘を刺されていました。

直接伝えたのは同じ部門だけですが、あっという間に職場全体に広まりましたね。

【ステップ7】 総務へ退職関係の書類提出

私の退職を聞いた総務から、退職関係の書類を出すように言われました。

グループ保険の解約、退職金振り込み先、共済脱退届など。

言われるがまま、書類を作成しました。

【ステップ8 】退職日当日、辞令交付

退職辞令には一言

「辞職を承認する」とだけ。

こんな紙切れ1枚で公務員人生が終わるのかと思いました。

「短い間でしたがお世話になりました」とさっぱりした挨拶をして去りました。

猫田は2年目のぺーぺー(新人)の状態で辞めたので、名残惜しいとか一切なくさっぱりです。

退職を伝えた時の雰囲気は?

終始、とても穏やかにことが進みました。

私が元々「会計士試験の勉強をしている」と上司や上司の上司に話していたため、そちらに専念したいと伝えたところ了解を得られました。

ちなみに、引き留めなどは一切なかったです。本当にあっさりしています。

「猫田さんが辞めるのはうちの職場としては残念だな。でも、会計士になって頑張ってね」と暖かい言葉をいただきました。

同じ部門のメンバーに伝えた時も驚かれはしましたが、その後は普通でした。邪気にされることもなく、退職の日まで通常通り過ごしました。

同じ部門のメンバーは「まあ、人生色々だからね」と言われて、辞める理由なども聞かれませんでした。

本当にあっさり!!笑

公務員はいつ退職が多い?

私のいた組織は7月異動のため退職が多いのは6月末です。

その次に、3月・12月が多いです。

組織的には6月末だと助かったのでしょうが、中途半端な時に辞めて申し訳なかったなと思います。人員配置など上の人たちは慌てたことでしょう。その代わりに、なるべく早めに伝えるのが誠意だと思い退職の4ヶ月前には上司に言いました。

いつ言うの?

最低でも2ヶ月前には言った方がいいと思います。

辞めた後の業務配分など今後のスケジュール調整が必要になります。残ったメンバーのことを考えるなら、できる限り早めに伝えるのが吉です。

早めに伝えても、上司の中で偉い人に言うタイミングを図ってくれるので、決まっている事項なら早めに伝えて自分もスッキリしてしまいましょう!

誰に言うの?

「直属の上司」、私の場合「課長」に言いました。

公務員は指揮命令系統がしっかりしているので言う順番は大事です。

順番をすっ飛ばすと気まずいことになります。

例外として、直属の上司との折り合いが悪かったり、辞める原因が上司その人だったりすると、上司の上の人に直接伝えた方がスムーズに事が運ぶと思います。

最初に伝える人は大事なので、ケースバイケースですが原則は直属の上司に伝えましょう。

どんなこと聞かれるの?

  • 辞めた後どうするのか(転職orバイト)
  • 経済的にやっていけるのか(貯蓄状況、月々の出費)

主に聞かれることは上記二つです。

職業柄かなりお金のことについては心配されました。

私のいた職場は7月にちょうど期首面談(7月が期首となる職場にいました)が設けられ、上司と1対1で話す機会があります。通常はそこで家庭状況や経済状況や今後のキャリアプランなどを話します。

ちょうど上司と1対1で個室で話せる機会なので退職の話題を切り出しました。

働いていると上司と1対1で個室で話す機会なんてなかなかないので、良い機会でした。このようなタイミングがまだ先だけど退職の話をしたいと言う方は、

「お話したいことがあるのですが30分ほど近い日程で時間を取っていただけませんか」と持ちかけましょう!注意点は、既に退職の決意が固まっているならこの時に「相談」と言わないことです。

察しの良い上司なら、アポの段階でニュアンスから汲み取る人もいるでしょう。「報告」なのか「相談」なのかは話された相手にとって大切なので気をつけましょう。

周りの雰囲気

周りの雰囲気がどうなるか不安でしたが、退職までいつも通りに働いていれば特に問題ありませんでした。有給消化の計画も早めに立てて、誠実さを見せるように努めました。

正直、もうすぐ辞めると思うと色々なことがどうでも良くなります。そこは、グッと堪えてその分の給料はもらっていると言い聞かせて働いていました。

さすがに朝の準備の参加率は最後の1ヶ月はめちゃめちゃ悪かったです。

自然と朝起きるのは遅くなりました。

【ステップ0】として・・・退職準備の1歩目

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まとめ

私の場合は辞めて何をやりたいか、はっきりしていたので上司とのやり取りで揉めることはありませんでした。

中途半端な年の途中での退職になりましたが、早めに退職時期を伝えることで誠意を見せました。

正直、「辞めます」と一度言ってしまうとそれに合わせて環境が動き出します。上司もそのつもりで退職までの仕事の割り振りを考えます。

辞める前にじっくり「本当に辞めるべきかどうか」を考えて、何を思って辞めるのか説明できるようにしましょう。上司や上司の上司に自分の言葉で説明することになります。

余談

ちなみに、私の前に辞めた先輩の話ですが、まだ内定先が決まっていない段階で上司に退職の意を伝えたところ「退職の日までまだ時間があるし、この話は一旦ここで留めておく。内定先が決まったらまた言ってくれ」と言われたようです。

上司の配慮でこのような対応になることもあるので、アッサリと退職交渉を終わらせたい人は内定先を決めてからがおすすめです。