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こんにちは。
今回は民間と公務員の福利厚生の違いを経験を交えてお話しします。
実は、猫田は公務員になる前に民間企業を2社経験しています。
どちらも上場しているような大企業ではありません。福利厚生が手厚い大企業ではなく、一般的な普通の会社です。
今回は民間2社と公務員を福利厚生の面から比較します。
- 民間1社目:中小企業、従業員数100人、ブラックに近い
- 民間2社目:上場はしていない、全国に店舗あり、従業員数3000人
- 公務員:国税専門官として勤務
各項目をまとめた表がこちらです。
有給は取りやすい?
- 民間1社目、2社目ともに、有給は取りにくい雰囲気でした。
- 公務員はめちゃめちゃ有給取りやすいです。
民間1社目に関しては退職時に有給を使いきれずに退職しています。
民間両者とも「休みたかったら休めばいいけど、休めるならね」というスタンスです。
民間両社とも業務は完全に担当制になっていて、自分が休んでいる間に誰かがやってくれるというわけではありませんでした。こういう会社、多いのではないでしょうか。
一方、公務員の時は本当に有給が取りやすかったです。
部署によるとは思いますが、私が配属されたところは「仕事の予定が入っていないなら休んでOK」「休みの間は他の人がフォローできるようにする」という素晴らしい体制でした。
学生が見ていたら、「え、当たり前ではないのか」と思うかもしれません・・・。しかし、私が経験した民間2社では休める体制作りは全くできていませんでした。
公務員に入って一番感動した瞬間です。
上司も率先して有給を取っていましたし、新人でも心置きなく有給申請できました。
職場全体としても有給消化率向上を目指しており、計画的に有給を取ることを進めていました。
ちなみに、私は会計士試験の1週間前から当日まで有給を取らせてもらいましたが(周りには試験を受けることは隠していました)、嫌味の一つも言われませんでした。それくらい、有給には寛容な職場です。
残業はある?残業代でる?
あくまで私の経験ですが
- 民間1社目⇒毎日夜10時まで残業。残業代は15分単位で出ました。
- 民間2社目⇒定時18時半だが19時までは何もなくても残っていました。月に21時頃まで残ることが5~6回。上司への事前申請で残業代出る。
- 公務員⇒17時定時退社です。17時の終業の鐘が鳴ると同時に帰ります。残業代は基本出ないです。建前上「上司が残業命令を下した時」のみ残業と認められます。つまり、仕事が終わらないから自主的に残るのは残業代出ない可能性が大きいです。上司のさじ加減で残業代がつくこともありえますが、公務員は残業代には厳しいと言えます。
早朝出勤ある?
- 民間1社目⇒仕事が終わらなさ過ぎて始発で通っていたことがあります。当時はフラフラの精神状態でした。
- 民間2社目⇒9:30出勤で、9:30までにパソコンの勤怠システムにログインすればOK。仮に9:29に「おはようございます~」と出社しても問題なしです。ゆるい会社でした。
- 公務員⇒若手は朝の準備があります。8:30始業なので、8:05くらいに出社して書類の準備やシュレッダー、PCの立ち上げ、偉い人の部屋の掃除をしていました。慣れてくると10分あれば終わりますし、さらに他の若手と手分けすればもっと早く終わります。
公務員の同期の話では、厳しい所に配属されると7時半から朝の準備をしているようです。なんと恐ろしい、、、、毎日そんなに早く行って何するんでしょうね、疑問です。
社割ある?
民間2社目はアパレルだったので、社内セールがありました。社員だと社内セールで90%オフで買えることができ、自分の好きなブランドの会社に入社したらお得だと思います。
民間1社目&公務員は社割なし!!
住宅手当ある?
- 民間1社目⇒住宅手当出ました。月一律5000円です。東京の一人暮らしでは全然足りませんでした。
- 民間2社目⇒住宅手当なし。住宅手当もなく、残業も少なかったので、生活はきつかったです。
- 公務員⇒住宅手当でます(上限額あり)、宿舎もあり
夏季休暇・年末年始
- 民間1社目⇒夏季休暇3日間ありましたが、連続して取ることは業務上できませんでした。みなさん、3日間をばらばらにとっていました。
- 民間2社目⇒連続取得OKな雰囲気。しかし、ヴァケーションから戻ると机には書類の山が・・・。その後、残業の日々でした。
- 公務員⇒夏季休暇3日間+有給をくっつけて、1週間お休みする人が多いです。対会社のお仕事だとお盆の期間は先方が休みなので、こちらも休もうか、といった具合です。
旅行・宿泊
- 民間1社目⇒社長や会長のポケットマネーで買ったチケットを配るor抽選
- 民間2社目⇒リロクラブに入っていました。劇団四季のチケットを割安で申し込んだり、充実していた印象です。
- 公務員⇒私が在籍中はちょうどコロナ禍だったため、実際に使ってはいませんが、KKR(国家公務員共済組合連合会)の施設を割安で泊まれたりできるようです。
まとめ
福利厚生面だけ見ると、公務員が圧勝です!!
ブラックに近い民間にいたので、夏季休暇と年休をくっつけて1週間休めるだけで、夢のように感じました。
ここに書いた内容はあくまで私の経験なのでサンプル1としてとらえてくださいね。
次回は民間と公務員の業務面にフォーカスしたいと思います!